治療

現在最も一般的な治療は、早期発見による頸椎カラー療法である。カラーを装着することにより、首の前屈を制限し、頸の神経が障害されるのを防ぐことができる。身長の急増が完了するまで、あるいは症状の進行が停止するまで3年間程度カラーを着用する。

症状が停止しない場合や長期間のカラー固定の苦痛が強い場合は、外科的手術による頚椎前方固定術が行われることもある。

また、平山病の原因に書いたように近年では平山病にアレルギー機序が関係していると考えられている。平山病患者でアレルギー を持つ患者に対して血漿交換療法というアレルギー免疫に関する治療を行ったところ、2例中2例とも指の震えの消失や脱力の改善を認めたとの報告もある。

早期発見により神経の障害を最低限にすることで筋力の改善が期待できるため、指に力が入り難い場合や手の震えを感じた場合は脳神経内科を早期受診することが大切である。

 

参考文献:参考文献:若年性一側上肢筋萎縮症(平山病)の診断と治療 平山 恵造

頚椎前方固定術により症状が改善した平山病の1例 今村博敏 神戸市立中央市民病院脳神経外科 Brain and Nerve 脳と神経 53巻11号(2001年11月)

アレルギー 疾患に伴う神経障害 吉良 潤一